🏴クリスタル・パレス、オーナー問題でUEFAがマルチクラブ規制緩和へ
【ポイントまとめ】
- パレスはFA杯優勝で本来はEL出場権を獲得
- しかしオーナーのジョン・テクスター氏がリヨンの共同オーナーでもあり、UEFA規定に抵触
- 代わりにノッティンガム・フォレストがEL出場権を得る
- パレスは「締め切りを知らなかった」と主張するも却下
- UEFAは今後、マルチクラブオーナーシップ(MCO)規制の緩和を検討中
オリヴァー・グラスナー監督の下で快進撃を続けるクリスタル・パレスは、昨季のFA杯決勝でマンチェスター・シティを1-0で下し、ヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得していた。しかし、クラブのオーナーであるジョン・テクスター氏が、フランス・リヨンのオーナーでもあることから、同一オーナーが欧州の同一大会に複数クラブを出場させることを禁じるUEFA規定に抵触。結果として、パレスはEL出場を認められず、カンファレンスリーグ(ECL)に回ることとなった。
テクスター氏は「パレスへの影響力はほとんどない」と主張したが、UEFAは「翌シーズンの大会出場権に関する報告期限は3月1日まで」との規定を理由に訴えを却下。その影響で、ノッティンガム・フォレストが繰り上げでEL出場権を得た。
英紙『The Guardian』によると、この一件を受け、UEFAはマルチクラブオーナーシップ(MCO)に関する規制緩和を検討中。報告期限をシーズン終了時まで延長する新ルール導入を視野に入れており、今後の欧州クラブ運営に大きな影響を与える可能性がある。
🇧🇷ブルーノ・ギマランイス「日本はボールを操る強いチーム」
【ポイントまとめ】
- ブラジル代表MFブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル)が日本戦前日会見に出席
- 「代表で一番良い時期にある。自信がある」と好調を強調
- 日本の選手について「非常にレベルが高い」と評価
- 「日本はボールコントロールに優れたチーム。スペースを与えてはいけない」と警戒
- 東京五輪金メダルの思い出にも言及
- ブラジルは10日の韓国戦で5-0圧勝、勢いそのままに日本戦へ
サッカー国際親善試合・日本対ブラジル(14日・味の素スタジアム)を前に、ブラジル代表のMFブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル)が13日に会見に出席。「私は今、代表で最も良い時期にある。自信もある」と語り、充実したコンディションをアピールした。
プレミアリーグでは三笘薫(ブライトン)や鎌田大地(クリスタル・パレス)と対戦しており、「日本の選手は非常にレベルが高い」と評価。さらに「久保(レアル・ソシエダード)や南野(モナコ)も知っている」と言及し、「日本はボールコントロールが上手く、スペースを与えれば危険」と分析した。
東京五輪で金メダルを獲得したギマランイスは、「東京には良い思い出がある」と微笑みつつ、「W杯はブラジル国民が最も待ち望んだ大会。そこで活躍するために全力を尽くす」と力強く語った。
ブラジルは10日の韓国戦で5-0の快勝。アンチェロッティ監督のもと、好調を維持したまま来日しており、日本戦では圧倒的な攻撃力を見せつけるか注目される。
🇪🇸久保建英、AFC年間最優秀選手の最終候補に選出 イ・ガンイン、タレミと競う
【ポイントまとめ】
- AFCが2024年度「アジア年間最優秀選手」最終候補3名を発表
- 久保建英(レアル・ソシエダ)、イ・ガンイン(PSG)、メフディ・タレミ(オリンピアコス)が選出
- 久保は今季公式戦52試合で7得点4アシスト、日本代表では2得点3アシスト
- 授賞式は10月16日にサウジアラビアで開催
- 日本人選手の受賞は2018年の長谷部誠以来となる可能性
アジアサッカー連盟(AFC)は10月12日、2024年度の「アジア年間最優秀選手」最終候補3選手を発表した。
選ばれたのは、レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英、パリ・サンジェルマン(PSG)の韓国代表MFイ・ガンイン、そしてオリンピアコスのイラン代表FWメフディ・タレミの3名。
久保は2024-25シーズン、レアル・ソシエダで公式戦52試合に出場し7ゴール4アシストを記録。日本代表としても5試合で2ゴール3アシストと結果を残しており、アジアを代表する存在として高い評価を受けている。
授賞式は10月16日にサウジアラビアで開催予定。AFCは公式Xで「アジアの誇りを背負う3人の精鋭が選ばれた。栄冠を手にするのは誰か」と発表した。
なお、日本人選手の同賞受賞は、2018年に当時フランクフルト所属だった長谷部誠以来。2022年にノミネートされた三笘薫に続き、久保が6年ぶりの日本人受賞者となるか注目が集まっている。
🇧🇷ブラジル代表、日本戦でも主力総出へ 韓国戦同様の布陣を維持
【ポイントまとめ】
- ブラジルは14日の日本戦でも主力メンバーを中心に先発予定
- 韓国戦ではヴィニシウス、ロドリゴらを起用し5-0で圧勝
- 『globo』によると、アンチェロッティ監督は韓国戦とほぼ同じ先発で練習
- 唯一の変更はGKウーゴ・ソウザの起用
- 18歳FWエステヴァンは体調不良のためパケタが代役出場の可能性
- チームは11日にソウル観光を行い、12日夜に来日
ブラジル代表は14日に行われる日本代表戦(味の素スタジアム)でも、韓国戦で5-0の勝利を飾った主力メンバーを中心に臨む見通しだ。
『globo』によると、カルロ・アンチェロッティ監督は日本戦前のトレーニングで、韓国戦に先発したフィールドプレイヤー全員を「主力組」として起用。唯一の変更はGKをベントからウーゴ・ソウザ(コリンチャンス)に入れ替える点のみだという。
ただし、韓国戦で2得点を挙げた18歳FWエステヴァン(チェルシー)は体調不良により再検査中。出場が難しい場合、ルーカス・パケタ(ウェストハム)が先発する可能性が高いと報じられている。
ブラジルは11日にソウル観光を行い、12日夜に日本へ到着。ヴィニシウス、ロドリゴ、カゼミーロら豪華メンバーを揃えた“王国軍団”が、14日の一戦でどんなプレーを見せるか注目される。
《ブラジル代表 日本戦予想スタメン(globo報道)》
GK:ウーゴ・ソウザ(コリンチャンス)
DF:ヴィティーニョ(ボタフォゴ)、ミリトン(R・マドリー)、ガブリエウ(アーセナル)、ドウグラス・サントス(ゼニト)
MF:カゼミーロ(マンU)、ギマランイス(ニューカッスル)、エステヴァン(チェルシー/パケタ代役の可能性)
FW:ロドリゴ(R・マドリー)、クーニャ(マンU)、ヴィニシウス(R・マドリー)
🇵🇹福井太智、アロウカで評価急上昇 トラブゾンスポル関心も「14億円超」
【ポイントまとめ】
- ポルトガル1部アロウカ所属のMF福井太智にトラブゾンスポルが強い関心
- アロウカは500万ユーロ(約9億円)のオファーを拒否、最低でも800万ユーロ(約14億円)を要求
- 福井は今季リーグ開幕から8試合連続スタメン出場
- 市場価値は半年で約4倍の200万ユーロ→800万ユーロ相当に上昇
- 冬の移籍市場で注目銘柄に浮上
ポルトガル1部FCアロウカのMF福井太智(21)が急速に評価を高めている。ポルトガル紙『レコルド』によると、トルコの強豪トラブゾンスポルが今夏に続いて再び獲得を狙っているものの、アロウカ側は「安売りはしない」姿勢を貫いている。
福井はサガン鳥栖のアカデミー出身で、2022年にドイツのバイエルン・ミュンヘンへ移籍。その後、ポルティモネンセを経てアロウカに完全移籍した。昨季はリーグ戦30試合に出場してレギュラーに定着し、今季も開幕から8試合連続でスタメン出場を果たしている。
トラブゾンスポルは中盤強化の最有力候補として福井をリストアップしており、500万ユーロ(約9億円)のオファーを提示したが、アロウカはこれを拒否。移籍を実現するには少なくとも800万ユーロ(約14億円)以上が必要とされる。
移籍情報サイト『トランスファーマルクト』での市場価値は5月時点で200万ユーロ(約3.5億円)だったが、ここ半年で4倍に上昇。急成長を遂げる福井は、冬の移籍市場でヨーロッパ各国から注目を集める存在となっている。
🏴山田新と稲村隼翔、セルティックで出場機会減 冬に期限付き移籍の可能性も
【ポイントまとめ】
- 山田新(FW)と稲村隼翔(DF)がセルティックで出場機会を失っている
- 現地報道によると、2026年1月の移籍ウィンドウで期限付き移籍の可能性
- ロジャーズ監督は両選手の努力を評価するも、プレー時間は限定的
- 山田は9月中旬以降公式戦出場なし、EL登録からも外れる
- 稲村は今季リーグ1試合のみ出場、夏にバーミンガム移籍未成立
- 現地メディア「成長のための移籍は前向き」と報道
2025年夏に川崎フロンターレからスコットランド1部セルティックへ加入したFW山田新と、アルビレックス新潟から加入したDF稲村隼翔に、早くも期限付き移籍の可能性が浮上している。
現地メディア『celts are here』は、セルティックの冬の補強方針を特集。「山田と稲村は出場機会が限られており、1月の移籍ウィンドウで期限付き移籍となる可能性がある」と報じた。同紙はクラブが中盤と右サイドの補強を検討していることも明らかにしている。
ロジャーズ監督は「彼らは真面目で、良い状態を保っている。チャンスが来れば結果を出せるはず」とコメントしているが、実際には出場機会はごくわずか。山田は9月14日以降、全試合で出番がなく、ELメンバーからも外れている。稲村もリーグ戦1試合の出場にとどまり、同じくEL登録外だ。
とはいえ、両選手はまだ若く、ポテンシャルを秘めた存在。経験を積むための期限付き移籍は、成長の一歩として前向きに受け止められている。冬の動向に注目が集まる。
🇯🇵細谷真大、ルヴァン杯2発で決勝進出に貢献 今冬ヨーロッパ移籍の可能性
【ポイントまとめ】
- 日本代表には招集されなかったが、ルヴァン杯準決勝・川崎戦で2ゴール
- オランダメディア記者が「冬の欧州移籍前に強烈なアピール」と評価
- かつてボルシアMG、サンダーランド、サウサンプトンが関心を示していた
- 『クローズアップ現代』(NHK)のスカウトリストにも名前が掲載
- 今季J1で31試合7得点2アシスト、海外移籍の注目銘柄に浮上
柏レイソルのFW細谷真大(24)が、再びヨーロッパ移籍の注目株として浮上している。
キリンチャレンジカップ2025では招集外となったものの、10月12日に行われたルヴァン杯準決勝・川崎フロンターレ戦で2ゴールを挙げ、柏を決勝へ導いた。
オランダメディア『huiskamerscout』の記者ヘラルド氏は、試合終盤の細谷の得点シーンに注目し、「この冬、欧州移籍前に強烈な存在感を示している」とコメント。昨季オフにはブンデスリーガのボルシアMGやイングランドのサンダーランド、サウサンプトンなどが関心を寄せていたが、当時は残留を選択していた。
また、NHK『クローズアップ現代』で公開されたスカウトリストにも、細谷の名前が掲載。湘南の鈴木章斗、東京Vの染野唯月とともに、欧州クラブが注視する日本人FWの一人に数えられている。
今季J1では31試合出場で7得点2アシストをマーク。ルヴァン杯での躍動をきっかけに、今冬の海外挑戦実現に期待が高まっている。
🇯🇵森保一監督「勝つために戦う」 ブラジル戦へ“柔軟なアグレッシブ戦術”を明言
【ポイントまとめ】
- 森保一監督、日本代表初のブラジル撃破へ「勝つために戦う」と強調
- 基本戦術は前線からのアグレッシブなプレスとショートカウンター
- 状況に応じて「5−4−1」ブロックも採用へ
- 「賢く、連動して戦う」柔軟な試合運びを重視
- 森保監督就任以降、W杯優勝国との対戦成績は4勝2分1敗
サッカー日本代表の森保一監督(57)は13日、国際親善試合・ブラジル戦(14日・味の素スタジアム)を前に会見を行い、「ブラジルに対して初勝利したい。勝つために戦う」と力強く語った。
森保監督は、これまで通り「前線からのプレスとショートカウンター」を軸に戦う姿勢を示しつつ、「試合の流れを見て柔軟に対応したい」と戦略面でのバランスを重視。「相手は強い。やみくもに行くのではなく、意図してプレッシャーをかけ、賢く連動して戦わなければならない」と語った。
さらに、両ウイングバックを下げて守備を固める「5−4−1」システムも想定。「入りは挑む姿勢でいきたい。3分、5分、10分でも良い、勝ちたいという気持ちを見せたい」と意気込みを語り、「柔軟に状況へ対応することが大切」と強調した。
森保監督は就任以来、W杯優勝国との対戦で4勝2分1敗と好成績を残しており、2023年9月のドイツ戦では敵地で4−1の快勝を収めている。
「負けないためではなく、勝つために戦う」と語った指揮官が、南米王者相手にどんな戦いを見せるか注目される。
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