3月20日(バーレーン戦)、3月25日(サウジアラビア戦)に向けたW杯アジア最終予選の日本代表メンバーが発表された。
あと1勝でW杯本大会行きが決まる日本代表。W杯出場を確実にするため、森保監督は手堅いメンバー選考を行なった。
代表メンバー一覧
▽GK
大迫 敬介(🇯🇵広島)
谷 晃生(🇯🇵町田)
鈴木彩艶(🇮🇹パルマ)
▽DF
長友佑都(🇯🇵FC東京)
板倉滉(🇩🇪ボルシアMG)
伊藤洋輝(🇩🇪バイエルン)
瀬古歩夢(🇨🇭グラスホッパー)
菅原由勢(🏴サウサンプトン)
関根大輝(🇫🇷スタッド・ランス)
高井幸大(🇯🇵川崎F)
▽MF/FW
遠藤航(🏴リバプール)
伊東純也(🇫🇷スタッド・ランス)
南野拓実(🇫🇷モナコ)
古橋亨梧(🇫🇷レンヌ)
守田英正(🇵🇹スポルティング)
鎌田大地(🏴クリスタル・パレス)
三笘薫(🏴ブライトン)
前田大然(🏴セルティック)
旗手怜央(🏴セルティック)
堂安律(🇩🇪フライブルク)
上田綺世(🇳🇱フェイエノールト)
田中碧(🏴リーズ)
中村敬斗(🇫🇷スタッド・ランス)
久保建英(🇪🇸ソシエダ)
藤田譲瑠チマ(🇧🇪シントトロイデン)
追加招集(3月18日時点)
▽DF
中山雄太(🇯🇵町田ゼルビア)
▽MF/FW
町野修斗(🇩🇪キール)
■監督
森保一
(日本)1968.8.23
メンバー選考の3つのポイント
1,サプライズ選出
今回のサプライズ選出は、古橋亨梧(🇫🇷レンヌ)だ。
冬の移籍でセルティック🏴から1200万ユーロ(約19億2000万円)でレンヌ🇫🇷に移籍。
しかし、直近7試合で出場はわずか113分間のみ。ボールに触れる機会がほとんどない状態だ。
そんな状態でも森保監督が招集したことは、サッカーファンにとって驚きのサプライズ選出となった。
選出理由
筆者が考える理由として、信頼できるFWのコンディション不良が大きい。
最終予選で軸として使われたセンターFWは、上田綺世(🇳🇱フェイエノールト)と小川航基(🇳🇱NECナイエヘン)の2人だ。
また、状況に応じて浅野拓磨(🇪🇸マジョルカ)の選択肢もあるだろう。
現段階の森保JAPANでの古橋は、FWとして序列は3~4番手だ。
メンバー発表時(3.13時点)にこの3名は、ケガ明けから復帰したばかりといった状態だったのだ。
その為、計算できるFWが不透明になり必然的に古橋を招集する形になった。
2,落選した注目選手
今回は落選してしまったが、やはり注目は佐野海舟(🇩🇪マインツ)だろう。
今シーズンのブンデスリーガで旋風を巻き起こしているマインツ(現在3位)。
その立役者が佐野だ。
素早いプレスやボール奪取能力に長けており、奪ってからの攻撃展開の能力も高い。
遠藤航(🏴リバプール)の後継者は、間違いなく佐野になる。
来るべき時が来れば招集されるだろう。
W杯本大会には、必ず彼の力が必要になるからだ。
3,主力選手の調子と影響
主力選手では、南野拓実(🇫🇷モナコ)と堂安律(🇩🇪フライブルク)、そして前田大然(🏴セルティック)が調子を上げてきている。
南野は序盤のリーグ戦では数字がついてこなかったが、リーグ後半からゴール数(23試合4G3A)が伸びてきた。
安定のパフォーマンスを披露している堂安(26試合8G5A)も好調を維持している。
前田は42試合で28ゴールと絶好調。セルティックでセンターFWの能力が開花している状態だ。
森保監督も、前田をセンターFWとしてオプションを考えてるようでハマれば面白い。
一方でコンディションが不安視されているのが守田英正(🇵🇹スポルティング)だ。
森保JAPANの要となる守田が、チームにいるといないとでは雲泥の差がある。
ケガ明けから復帰して間もないなかでの招集だが、守田自身は「2試合90分出るつもり」と万全を強調。
W杯本大会行きの切符がかかる重要な1戦で、森保監督がどのような判断を下すのか注目だ。
予想フォーメーション

予想フォーメーションは3-4-2-1だ。
GK:鈴木彩艶
CB:伊藤洋輝
CB:板倉滉
CB:瀬古歩夢
DMF:田中碧(守田英正)
DMF:遠藤航
WB:三笘薫
WB:堂安律
ST:南野拓実
ST:鎌田大地
CF:上田綺世
W杯本大会に向けての重要な1戦。コンディション重視で考えてこのような布陣を予想した。
守田の状態次第で、ボランチは田中碧が有力だ。
スタートからの久保を見たいが、直近の試合がなかった鎌田をチョイスすると予想。
FWはケガ明けでコンディションが心配された上田を使うだろう。
合流直前の試合で2ゴールしているところを見ると調子は良さそうだ。
注目は、堂安と南野の連携だ。3-4-2-1での右サイドがスムーズになると、より左の三笘が生きる形が増えていくだろう。
そして前田のセンターFWのオプションも見てみたい。今までサイド起用が多かったが、日本の新たな武器になる可能性がある。
まとめ
状況によっては今回引き分けでも、W杯本大会行きが決まる可能性がある。
しかし、このチームはW杯に行くことを目標としてはいない。
あくまでW杯で優勝するためだ。
ここでつまずいているようでは、本大会でも勝つことは難しい。
つまりどんな内容であれ勝つことが必須となる。
今夜の試合を見て、世界最速でW杯行きのチケットを獲得するのをこの目で見届けよう。
FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)
2025/3/20(木・祝) 19:35 キックオフ(予定)/16:35 開場(予定) 日本代表 vs バーレーン代表
埼玉/埼玉スタジアム2002
日程 | 放送 | 内容 | 形態 |
---|---|---|---|
3/20(木・祝) | テレビ朝日系列 | FIFAワールドカップ26 アジア最終予選(3次予選) 19:35キックオフ(予定) SAMURAI BLUE(日本代表) 対 バーレーン代表 | 地上波独占生中継 (TVerにて同時配信) |
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